上手じゃなくても、創作は楽しい。趣味が教えてくれる「自分の好き」の見つけ方

絵を描く趣味について 自分の「好き」の見つけ方

こんばんは。よるのおと。編集部の田中です。猫と珈琲が好きな30代です。
今回は、私の趣味について、少しお話しさせてください。

■「趣味はなんですか?」という、少しだけ難しい質問

みなさんは「趣味はなんですか?」と尋ねられたとき、なんと答えていますか?

私は絵を描くことです。
でも、「絵を描くことです」と答えると、多くの場合、「絵が描けるなんてすごいですね!」という言葉が返ってきます。
私は、SNSでたくさんの人に見てもらえるようなアカウントがあるわけでも、仕事として実績があるわけでもありません。
正直に言えば、特別上手なわけでもないので、「すごい」ことは何一つないのです。

「絵が趣味」イコール「絵が上手い」というイメージが、少しだけプレッシャーで……。
小心者の私は、いつからか「趣味はなんですか?」と聞かれると、まず「読書です」と答えるようになってしまいました。

■「上手な人」で溢れる世界で、思うこと

SNSを開けば、日々、素敵な絵が流れてきます。
絵に限らず、写真やハンドメイド、料理や模型など、あらゆる創作において、「上手な人」の作品を簡単に見られるようになりました。

そのせいか、見る側の目も肥え、「クオリティの高いもの」に慣れてしまったように感じます。
そんな中で、「私なんかが何かを作っても……」と、始める前から一歩を踏み出せなくなってしまう人も、少なくないのではないでしょうか。

■私が、上手くなくても絵を描くことが好きな理由

もちろん、絵が上手くなりたいという気持ちはあります。
ですが、これは趣味であって仕事ではないので、自分の絵がそこまで上手くなくても、あまり気にしないようにしています。

私が絵を描くのが好きな一番の理由は、「自分の『好き』を、より深く知ることができるから」です。

例えば、「りんごの絵を描こう」と思ったとします。
まず、描くためのりんごをスーパーで探すとき、きっと無意識に、自分の好きな色や、心惹かれるかたちのりんごを選んでいるはずです。
この時点で、「自分はこういう色やかたちが好きなんだな」という発見があります。

さらにそのりんごを描く段階になると、どう表現すればこの魅力(自分が好きなポイント)を表現できるだろうかと、試行錯誤を繰り返します。
大抵はうまくいきませんが、時間をかけて格闘する中で、自分の好きな表現方法が見つかることもあります。

何を描くか、どう描くか。その一つひとつの選択の積み重ねが、自分でも知らなかった「自分の好き」を教えてくれる。
そのプロセスが、私にとってはとても楽しいのです。

■「好き」を知ることが、創作の面白さかもしれない

これは、絵を描く以外の「何かを作る」という行為にも、共通して言えることだと思います。
料理をすれば自分の好みの味や食感がわかり、写真を撮れば、自分がどんな景色を美しいと感じ、どんな視点で世界を見ているかがわかる……。

「私はどうせ上手くできないから」と感じている人にこそ、一度、創作の世界に触れてみてほしいな、と思います。
スキルを気にせず、ただ「自分の好き」を探す時間は、案外、面白いものかもしれません。

■おわりに

もちろん、上手くなりたいという気持ちは大切で素晴らしいものです。
ただ、上手くなる、ということだけが、趣味の価値ではないのではないでしょうか。

自分の「好き」と静かに向き合う時間を持つこと。それ自体が、日々の生活を少しだけ豊かにしてくれるような気がします。(文・田中)

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