世の中には、年齢差のある結婚もあります。
今回は、私の女性の友人が20歳年上の男性と結婚した話を、本人の許可を得たうえで紹介します。
これはあくまで一つの例で、一般論ではありません。
興味のある方は、参考程度に読んでいただければと思います。
まず前提:年齢差の大きい結婚は少数派
統計を見ると、夫婦の年齢差は小さい層が中心で、年齢差が大きい結婚は少数派に入ります。
多数派ではない分、親世代からの心配が出やすい、健康や介護の話題が早く現実味を帯びる、生活リズムや体力差が目立ちやすいといった特徴はあります。
2023年の初婚夫妻約23万組のうち、
・妻年上4歳以上が全体の約6%
・夫年上7歳以上が約9%
とされており、年の差夫婦は全体の約15%。
一方で、妻年上3歳〜夫年上6歳までで約85%を占めています。
20歳差以上といった細かい区分は公表されていないため正確な割合は不明ですが、少数派であることは確かです。
※参考:厚生労働省「人口動態統計」
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003411847
20歳差が“成立しにくい”のは、年齢そのものより「生活上のズレ」
20歳年上の男性と一緒にいられる理由が、ただ優しい、年上、大人だけだと、正直心もとない。
年齢差が大きいほど、仕事の節目、親の介護、体力、健康の不安など生活上のズレが確実に増えていきます。
ここを、気合やロマンだけで乗り切るのは、現実的には難しい。
逆に言えば、この友人夫婦の場合は、価値観の近さや、生活の役割分担が比較的はっきりしており、年齢差以外の軸があったことが大きいように感じました。
友人のケース:うまく回っているポイント(本人談の範囲)
友人の話で印象に残ったのは、年上だから安心という話ではなく、もっと日常的で現実的な点でした。
たとえば、
・話していて普通に面白い(会話が自然に続く)
・経験値が多く、いろいろな場面で過度に焦らない
・価値観の違いに対して「そういう考えもあるよね」と受け止められる(夫婦でそういうスタンスらしい)
・若い側の感覚も面白がれる好奇心がある
(少なくとも、友人の相手はそうだった)
こういう要素がないと、年齢差そのものが前面に出てしまい、関係はしんどくなりやすい、という話でした。
「老後が不安」に対して
年齢差があると、老後の不安が話題に上がりやすいのは理解できます。
ただ、年齢差がない結婚でも、老後まで必ず一緒にいられるとは限りません。
実際には、健康状態、収入、働き方、支え合い方といった要素の影響が大きい。
年齢差だけで判断すると、実態とずれてしまうことがあります。
友人も、そこを不安ゼロと言っているわけではありません。
話し合いながら、できる範囲で備えていく、という姿勢でした。
年齢差のメリット(ただし“その夫婦の形”)
友人の家では、役割分担を男だから/女だからではなく、できるほうがやる、に寄せています。
体力が必要な用事は若い側が多めに担当し、経験がものを言う場面は年上が前に出る。
親戚づきあいも、意外と和気あいあいとしているそうです。
もちろん、すべての年の差夫婦がそうなるわけではありませんが。
まとめ
20歳差婚は少数派です。そのため、周囲の反応はどうしても出やすい。
ただし、本人たちは案外、楽しく穏やかに暮らしているケースもあります。
結局のところ重要なのは年齢差そのものではなく、収入、体力、役割分担、将来への備えを含めて、現実の生活が無理なく回る設計になっているかどうかだと思います。
(文・ユエ)


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