市販の食パンをやめた理由|主食を自分で決める暮らし

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市販の食パンをやめました。
理由は健康不安ではなく、主食を自分で選びたいと思ったからです。
ホームベーカリーを使い始めて、
毎日口にするものを自分で決めることの心地よさに気づきました。

何となく続けていた習慣に、違和感が出てきた

昨年、私はひとつの小さな「別れ」をしました。
市販の100円の食パンとの別れです。
これまで何となく選んで、何となく食べていたもの。
特に疑問もなく、当たり前のように続けていた習慣でした。
ある時期から、成分表示を目で追うようになりました。
ショートニング、白い砂糖、いくつかの添加物。
体への影響を断定できるわけではありません。
ただ、原材料を意識して選びたいと思うようになりました。
不安というより、気になりはじめた、という感じ。

お米は産地で選ぶのに、パンは安さで選んでいた

お米は産地を確認して買っているのに、パンは安さで選んでいました。
なんとなく矛盾を感じるようになりました。
一日に必ず食べる主食のうち、せめて米とパンくらいは自分で決めたいと思いました。
もちろん、添加物の少ないパンを選ぶという方法もありますし、実際そうしていた時期もありました。
ただ、素材を選んで焼いたパンはそれなりの値段がする。
それなら自分で作ったほうが、納得感があるんじゃないかと思ったのが、ホームベーカリーを買った理由です。
大げさな動機ではなく、ただそういう流れでした。

ホームベーカリー初心者が、まず驚いたこと

粉と水分を入れて、スイッチを押すだけ。
翌朝、部屋にイーストの香りが広がっていて、ふわっとしたパンが出来上がっている。
それが思った以上によかったのです。
炊飯器はほとんどの家庭にあるのに、パンは買うものだと思い込んでいました。

気づけば粉を探していた。広がった食の世界

使い続けているうちに、粉そのものが気になりはじめました。
いまは全粒粉や大豆粉を混ぜることも多く、砂糖も黒糖やてんさい糖、はちみつやコンデンスミルクで変えてみたり、風味付けにシナモンや抹茶、バニラペーストを足したり。正直、けっこう楽しい。
気がついたら、観光地に行ったとき必ず粉コーナーを探すようになっていました。
産地特有の強力粉を見つけると買って帰る。
知らない粉との出会いが増えて、旅先での食材探しにも自然と力が入るように。
パンを作りはじめるまで、そんなことは一度もなかった。

主食を自分で決めると、暮らしが少し変わる

今は、強力粉も砂糖も牛乳もバターも、納得したものを選んでいます。
手間は米を研ぐのと大差がない割に、朝の気分がちがう。
家族がパンの日を楽しみにしてくれるのも、悪くないなと。
一番たくさん食べるものこそ、自分で決める。
その感覚が、思ったより気持ちをすっきりさせてくれました。
市販の食パンをやめただけ。
一日に何度も口にするものを、自分で決める。
それは思っていた以上に、自分の暮らしを主体的に進める感覚でした。

最近はお米の価格も上がり、主食のあり方を改めて考える機会も増えました。皆さんの主食は何でしょうか。(文・ユエ)


なんとなくをやめることは、暮らしを自分で選び直すことかもしれません。
もし今、心に引っかかることがあるなら、一度、誰かに話してみませんか。

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