介護情報サイト「親ケア.com」の人気企画である「介護アドバイザー【相談】ホットライン」から、厳選した相談と回答をご紹介します。
今回は60代男性のご相談です。
ご相談者さんからの相談
父は90歳で認知症、要介護2。在宅サービスをフルに使って、ひとり暮らしをしています。身体が元気で過活動なため、私への電話攻撃が多いことが悩みのタネです。
グループホームを検討しているものの、現状では逃げて迷惑をかけそうで、なかなか踏み切ることができません。
横井からの回答
グループホームを検討されているということは、お父さんは認知症と診断されているんですよね。身体が元気ということなら、現時点でも徘徊が心配されるような状況なのではないかと推察いたします。
やはり、グループホームをはじめ、認知症に対応した施設への入居へと移行すべき時期が来ているのではないでしょうか。
入居にあたっては、ひとまず、認知症に対応したショートステイを何回か繰り返して、お父さんがどの程度落ち着いて過ごせるかをチェックするのも良いと思います。
そのうえで、環境の変化によってお父さんに不穏、不眠、徘徊といった症状が出てくるようであれば、主治医に相談したうえで、心が落ち着く「抑制系」の向精神薬を処方してもらうのが、現実的な選択肢になってくると思います。副作用として、活動量が落ちたり、覇気が無くなってしまうことが考えられますが、安心・安全とのトレードオフと割り切るしかないでしょうね。
私の父は、脳血管型認知症とアルツハイマー型認知症のダブル認知症だったんですが、「感情失禁」という喜怒哀楽が激しく出る症状が強かったこともあり、抑制系の向精神薬を使っていました。グラマリール、セレネース、セロクエルなどを複数組み合わせながら、結構な量を服用していましたね。それでも、躁状態のことが多かったですが。
お父さんが落ち着いた状態になり、安心・安全な環境で笑顔で過ごせるようになることをお祈りいたします。
ご相談者さんからの返信
丁寧な返信ありがとうございました。
既に今、チアプリドを使っていますが、春になったせいかソワソワし、外出も心配な季節になりました。
先月からついに嫌がってたデイに行き始めたので、慣れたらケアマネさんにショートステイの相談をしてみます。
横井からの返信
チアプリドは、グラマリールの後継にあたる薬ですね。効果が弱いようなら医師に相談のうえ、リスペリドンやセロクエルなど別種の薬への切り替えや併用を検討してみるのが良いかと思います。
もちろん、どんな薬にも副作用はつきものなので、様子を見ながらになるとは思いますが。
【参考サイト】
抗精神病薬の分類とその特徴について(主な抗精神病薬一覧) | 豊中市 千里中央駅直結の心療内科 精神科 - 杉浦こころのクリニック
アルツハイマー型認知症ー治療(周辺症状)ー | 脳疾患を知る | 桑名眼科脳神経クリニック
デイサービスのなかには、夜間、実費でお泊まりできるものもあるので、今、通われているデイサービスでお泊まりができるのであれば、最初のお試しにはそれもアリでしょうね。環境の変化が少なくて済むので。
【参考サイト】
お泊まりデイサービスとは?ショートステイとの違いや費用・デメリットまで解説|サービス付き高齢者向け住宅の学研ココファン
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