「仕事を続けたい。」
がんと診断された方のお話を伺うと、この言葉を何度も耳にします。
もちろん、病気を治すことが一番大切です。でも、その一方で、多くの方が同じくらい悩んでいることがあります。
仕事をどうしよう。
会社に伝えるべきか。
治療と両立できるのか。
職場に迷惑をかけてしまうのではないか。
以前と同じようには働けないかもしれない。
不安は、治療のことだけではありません。
これまで積み重ねてきたキャリアや、自分らしい暮らしまで、一度に揺らいでしまう。そんな現実があります。
チームアドビオは、リレー・フォー・ライフ・ジャパン2026東京上野 に参加します。
私は長年、働き方やテレワークに関わる仕事を続けてきました。
さまざまな企業、経営者、自治体ほか多くの方に取材を通してお話を伺ってきましたが、「仕事」は収入を得るためだけのものではないと、何度も感じています。
誰かと話すこと。
社会とつながっていること。
「ありがとう」と言ってもらえること。
そうしたなにげない日常から多くのパワーをもらっています。
だからこそ、病気になったからといって、働くことや、自分らしい生き方まであきらめなくてもいい社会であってほしい。そんな思いから、アドビオでは「働きながら、がんと生きる。」という特設サイトを立ち上げました。
このサイトでは、がんを経験した方、ご家族、医療従事者などへのインタビューを掲載していきます。立場は違っても、それぞれに経験があり、悩みがあり、乗り越えてきた道があります。その経験は、誰かにとって「希望」になるかもしれません。
取材をしていると、こんなお話を聞くことがあります。
「当時は本当に苦しかった。でも、今なら話せる。」
そう語ってくださる方が少なくありません。その言葉には、どんな解説よりも重みがあります。
経験した人だからこそ伝えられること。
経験した人だからこそ、「わかるよ」と言えること。
それは、本やインターネットだけでは得られない、大切な力だと思っています。
もちろん、このサイトだけで、すべての悩みが解決するわけではありません。人によって病気も違えば、仕事も、家族の状況も違います。だからこそ、「正解」を伝えたいのではなく、「こんな経験をした人がいる」という選択肢を届けたいのです。
そして、もし今、誰にも話せずに悩んでいる方がいたら。
どうか、一人で抱え込まないでください。
誰かに話すことは、弱さではありません。
経験した人だからこそ分かり合えることがあります。
アドビオでは、実際に経験者や専門家へ相談することができます。
話したあとに、答えが見つからなくてもかまいません。
少しだけ気持ちが軽くなった。
また明日も頑張ってみよう。
そう思える時間になればと思います。
この特設サイトを通してアドビオが、同じ経験をした人たちの言葉をつなぎ、誰かの希望につながる場所になれば、これほどうれしいことはありません。
